DIARY>2005年8月

>8/13(土)

 夜、大学に行く。吹き抜けを上って6階まで行く。本当は7階まで行かねばならないのだが、7階は真っ暗である。行けばセンサーで自動的に灯りがつくのだろうが、そこまで行くのが怖い。それでもしょうがないので7階まで上がり、目をつぶってセンサー付近まで行く。でも、あまりぎっちりと目を閉じてしまったので、まぶたがくっついて開けるのに難儀する。


>8/14(日)

 大学にいる。母もここの市民講座に入っていて、休み時間にばったり会う。ベンチに座って授業のことを話していると、男子学生が来る。私が脇に置いた荷物を忘れ物と勘違いしたらしく、一緒に置いておいたパンフレットのページを猛スピードで繰って、去っていった。


>8/15(月)

 歩道橋に上ったが、気づいたら手すりの外だった。手すりの内側に入らねばならないが、やたら足場が狭いので、うっかりすると下のアスファルトまでぶち落ちて首っ骨をへし折ることは目に見えている。しかも手すりの根元のコンクリートがひび割れているのがなぜガムテープなんかで補修されているのだ。と思ったらそこは小さな砦になっていた。砦といっても名ばかりで、実際は白い石造りの小さな四角い家のようなものである。地面に高低差があるので、表は二階建てだが裏は二階が一階状態である。二階から外へ出るとそこは庭で、背丈の低い雑草が生えてチョウチョが飛んでいる。天気がいいのでまったくのどかである。その向こうは盆地で、はるかに街が見える。ここは山の中腹の、ほとんど孤立した砦なのだった。ふたたび中に入ると、緑色のTシャツを着た女性二人がいた。この砦を守る(あくまで番人・管理人といったニュアンスであり、兵士ではない)のは8人であり、赤、青、黄、緑のTシャツを着たものがそれぞれ2人ずついる。そろそろ古い制度を復活させるか、と緑Tの女性が言う。青Tのことだ。この砦が受けた迫害が長かったので、青は長らく絶えてしまって、今は私一人なのだ。階段を下りるともう外で、上を見ると2階が張り出している。なにか緑の人としゃべって、「やだよッ」と言い階段脇の木のドアを開ける。中は小さい部屋で、セイタカアワダチソウが繁っている。昔トイレか物置だったのだ。家の周りを周って、もう一つ別のドアをあけると、そこも雑草が繁っている。


>8/30(火)

 山の中腹で大水に遭う。呑まれるのはご免なので、人々と階段を駆け上る。上まで行って出口を出るともう人でいっぱいなのだが、まだ人が来るので、叫んで奥へ詰めさせる。それでも人が来る。ふとすぐ下を見ると、ちょっと低くなっており、そこに町内ごとに人が集まっている。まだだいぶ余裕があり、そこまで水は来ないので、人々を誘導して詰めさせる。


DIARY>2005年8月