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WORKSウソ民話シリーズ>大きなジャックフルーツの話

 むかしむかし、あるところに一人の男がいた。
 男は人並みに働いていたが、いつも貧乏で、おかげで棒ほどにやせていた。
 あるとき男は、同じ村の女のところに求婚に行った。
 女は、男にジャックフルーツの実をひとつ与えた。それはとても大きな実で、目方は男の倍ほどもあった。
 そして女は、あなたの目方がこの実を追い越したらあなたのところにお嫁に行きましょう、と言った。
 男は途方にくれてその実を眺めた。そして三日三晩考え、四日目の朝、その実を食べてしまうことを思いついた。
 毎日毎日、そのジャックフルーツを少しずつ食べているうちに、男の体には力がつき、人よりも多く働けるようになった。
 そして、その実がすっかりなくなるころ、男の田んぼからはいつもの年の倍の米がとれた。
 男は、その米や果物、そして皮と種だけになったジャックフルーツを持って、もう一度女のところへ行った。
 女の家族が、天秤の片方にそのジャックフルーツの皮と種、もう片方にすっかりたくましくなったその男を乗せて量ってみると、男のほうが確かに重かったので、みな手を叩いて喜んだ。
 こうして男は女と結婚し、いつまでも幸せに暮らしたということだ。


END


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